かなパンのさりげな日記

どうもかなです。アダ名はカナパンです。日記書くことにしました。よろしくね

フランス人に、鏡餅を伝授するクリスマス…

フランスの友人から、質問されました。
フランスではすでにクリスマスの装飾で街はきらびやかだけど、
日本では日本的なお正月の飾り付けで街は溢れているの?と。

たしかに、フランス人から見たら日本は仏教の国で、
すっかりイメージは鏡餅なのだそうです。
そのフランス人に日本のクリスマスとお正月のことを教えてあげました。
そして、もうひとつ、これは詳しく教えてあげなきゃ…。
その人は、鏡餅に興味を持っているのですが、これが陶器だと思っていたのです。
確かに、パックされているとつやつやしていて、そう見えますね。

日本のお正月と言えば「鏡餅」。
大小様々、現代のライフスタイルにも変わらぬ日本の心として、日本の伝統的な正月お飾りとして、お正月にも鏡餅は必ずお供えしますね。

 

鏡餅は、大きな物を家の床の間にお供えするものです。
現代の住宅事情では床の間が無い御宅もありますが、その場合は、玄関から遠く奥まった一にお供えするのがふさわしいといわれています。
そして小さな鏡餅は、各部屋、神棚、そして車にもお供えします。

鏡餅は、いつから飾って、いつ片付けるのでしょうか?
諸説あるようですが、12月28日以降からお飾りを始めてよいのです。
ただし、31日に飾るのは、差し迫りすぎなので、30日までには飾りましょう。
そして1月7日の松の内に、門松やしめ飾りは外しますが、鏡餅は別なのです。
松の内が終わったからと言って、すぐにお餅をおしるこで…ということではありませんので、お間違いなく。
鏡開きは関東では1月11日、関西では1月15日です。
この日に、鏡餅を下げて、お餅をいただくのです。


鏡餅の由来は、その年に収穫された新米で作られ、餅は古来から神様に捧げる神聖な食べ物とされていて、祭りごとやお祝いには欠かせない食べ物であり、丸い形は人間の魂を模し、それが神事の鏡と形が似ていることから鏡餅と言われたと伝えられています。
そして、年神様の神霊が宿ると考えられており、鏡開きでその聖なる鏡餅をおしるこなどにして食べるという神聖なる日本の伝統文化なのです。

昔も今も、鏡餅の真っ白に、だいだいのオレンジ色がポンとのっかった丸い形は、可愛らしく美しく、そして鏡開きで家族集まって、楽しみにお餅をいただく喜びは、一年の初めの行事として、日本人の心ですね。